---大人---
「フフフッ!・・・・・ハハハハッ!」
優しい木漏れ日の中、一人読書に更けていた。
もう長いことこの場所で本を読んでいる。
「クククッ・・・・ん?」
ページをめくるカカシの手が止まった。
気配こそ消しているものの微かな足音、香り、空気の動きが感じられる。
未確認なそれは少しづつ向かってきている。
(後、5歩・・・4歩・・・3・・・2・・・1・・・0!)
「だーれだっ?」
咄嗟に変わり身で木の上に飛び移ったカカシはようやくそれがサクラだと確認出来た。
「クククッ!サクラぁ、いつまで丸太を抱っこしてるつもりだ」
「えっ・・・・!?」
サクラは声がする方を振り向きカカシを確認すると再び自らの手を見なおした。
さっきまではカカシだったものが明らかに丸太になっている。
「か、変わり身・・・・」
気づいて丸太を放す頃にカカシは既に再び本に目を移していた。
サクラが近づいても気づきもしない。
「先生」
「クククッ」
「せんせー!」
「なんだ?コアラ」
「・・・・サクラ」
「何だ?サクラ」
やっとのことでカカシはサクラに視線を移した。
「そんなに面白いの?それ」
「面白くなければ読まないでしょ?」
「どんな内容なの?」
「知りたい?」
「・・・・うん」
サクラがそう言うとカカシは不意にサクラの唇を塞いだ。
「んんんっ!?」
唐突なカカシの行動についていけず身動きすら出来ない
舌に口をこじ開けられ、舌を絡められると感じた事のない感覚に鳥肌がたってくる。
どれほどそうしていただろうか?
カカシが離れた瞬間サクラは腰が抜けた。
「こんな内容」
そう言うと腰が抜けたサクラと視線を合わすようにカカシはしゃがんだ。
「・・・・腰が抜けちゃった」
「見ればわかるよ」
カカシはクスッと笑うと背中を向けた。
その姿みてサクラは気づいたのかカカシの背中に体重を預ける」
「よいしょっと」
「・・・私ってそんなに重い?」
サクラの声が震えている。
「ハハハッすまんすまん。癖でね」
「ねぇ、先生。今度本見せてよ」
「駄目」
「どうして?」
「子供には早い」
カカシはサクラを持ちなおしながら言った。
「じゃぁ大人にしてよ」
「ハハハッ、それはいくら上忍でも無理だなぁ」
「嘘・・・だって書いてあったもん・・・」
「・・・・サクラ、見た?」
「・・・見た」
「いつ?」
「おしえませーん、えへへ」
その答えにカカシは大きく溜息をついた。
「しょーがないやつだなぁ」
「ふーんだ、いつも子供扱いするから逆に興味がでちゃうんだよ」
「やれやれ」
「ねぇ、せんせー」
「今度はなーに?」
「いつか・・・・してね」
カカシはその言葉にクスッと微笑んだ。
「そうだね、サクラが大人になったらね」
*****終わり*****
zweiの処女作でした。
今後はもうちょっと勉強しときます・・・文才ないって哀しい
ほのぼのさが出てればいいなぁって思ってます。
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